油絵のはじめ方 6️⃣ 道具の使い方 |表現が豊かになるアイテム🏄(下地材、メディウム)

油絵のはじめ方、ここまでお読みいただきありがとうございます!

全5回で、ひとまず油絵に必要な道具は揃いました。

最後の最後 おまけで使っていると、ぐんと表現の幅が広がるお助けアイテムをご紹介して

油絵のはじめ方はおしまいです🌱

メディウム

主に樹脂などで作られていて、絵の具に混ぜて使うメディウム。

メディウムは、絵の具のようにたくさんの種類が展開されていて、

乾燥を早めたり、絵の具の質感を変えることができるものです!

乾燥を半日ほどに早めるメディウム、

つやを増すメディウム

マットに仕上げるメディウム

粒子が混ざっていて、ザラザラ、ツルツルの質感がつくメディウム

艶々にすることも、サラサラにすることもできるので、メディウムはとても楽しいゾーンです!!

様々な種類があるので、画材店などでもぜひ見てみてください💫

おすすめの速乾メディウムはこちらの二種類です!

これらを絵の具に使っていると、通常3~4日かかる乾燥が半日〜1日ほどに短縮されます。

大会やコンクール展への出品が近い時や外で描いている時などにも大活躍します!

ぜひ速乾メディウムを活用してみてください🔥

マチエール材

マチエールは、作品の材質によって現れる効果のことを指します。

砂のようなザラザラ。砕いたガラスのギザギザ。

紙のような細かな毛羽立ち。

マチエールは、基本絵の具の盛り上がりやタッチによって生まれますが、

市販のマチエール材を用いることで、容易に効果的なマチエールの質感を与えることができます。

・サンドマチエール (細かい砂でできたマチエール材)

クサカベ ネオマチエール 330g 200

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・シェルマチエール(貝殻を砕いて作られたマチエール材)

文房堂 サンドマチエール シェル 200ml 01154

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また、モデリングペーストという盛り上げ材があります。

モデリングペーストも、下地にナイフで盛ったり、跡をつけながら乗せた上に描いていくと、

これまた面白い表情が生まれます🙌

ホルベイン アクリリックメディウム AM441 300ml モデリングペースト〈灰白色盛り上げ材〉 14441

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・下地材

下地は、絵の雰囲気に大きく影響を与えます🔥

市販の張りキャンバスのままずっと描き続けている方は、

ぜひ一度下地材を使ってみて欲しいです!

吸収性下地

・ジェッソ

ホルベイン アクリリックメディウム AM432 300ml ジェッソ M 〈白色地塗り材 粗粒子タイプ〉 14432

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水性の下地材。ジェッソをキャンバスに塗った上に油で薄く溶いた絵の具を乗せると、

オイルを吸収して、紙に水彩で描いているように染み込むような質感になります。

また、キャンバスの目を埋めるようにジェッソを塗り重ねた上で、やすりがけをすることで、

キャンバスの凹凸のないフラットでツルツルな画面を作ることができます✨

ジェッソには、粒子の大きさに種類があり、それぞれ使ってみると染み込み具合や荒さが変わってくるので、ぜひ試してみてください!

・アブソルバン

ホルベイン 吸収性下地材 H703 500ml アブソルバン 00703

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アブソルバンも水性下地です。膠水とムードン(白亜)を混ぜると同じ素材になりますが、

手軽に白亜地を作りたい方にはおすすめです。

非吸収性下地

・キャンゾール,クイックベース

こちらの二つは、油性下地材で 非吸収性なので、ジェッソやアブソルバンとは逆に、絵の具の油を弾く性質があります。

絵の具の伸びが良く、艶が出ます。

描いていても画面上で流動性があって、”描いて消して”がやりやすい下地です。

マツダ キャンゾール (ファンデーション油絵具) 250ml 缶入り ※ホワイト

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ホルベイン 油性下地剤 H691 300ml クイックベース ホワイト 00691

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ちなみに、市販のキャンバスに最初から塗られている白い塗料は、

半吸収性のエマルジョン地です。

こちらはまさに中間の性質を持っており、吸い込みと伸びを両方持ち合わせた画面になります。

ですが、そのままキャンバス地を使うよりも、下地材を一層でも塗っておくと、発色が良くなったり、

下地材に色を混ぜてあるものを使ってみると、その後上に描いていくの表現もグッと出てきて、

深みのある絵になっていきます🤩

下地は、市販のものももちろん、自分で材料を集めれば好みの配合で作ることも可能です。

下地を制することで絵の仕上がりもグンと良くなるので、皆さんもぜひ下地を試してみてください🐬