油絵を描くときのプロセス🚀

こんにちはポポーです!

今日は油絵を描く時の制作プロセスについての話🐬

 

1️⃣ドローイング 

 

紙やスケッチブックなどに、
どんどん絵を描いていきます。 

 

ドローイングなので、完成や完璧を求めすぎずなぐりがきでもはしりがきでも大丈夫! 

とにかく描きたい!と思った瞬間の気持ちを忘れないようにするために描いてみたり 

 

何も思い浮かばない時は、ボーッと手を動かしてみて、そこから思いついたり、修正してみたりをしながらでもOKです。 

 

日頃からメモのように思いついたイメージや気になるモチーフのスケッチ、
面白いと思った言葉や知識などを描いておいて、それらを絵のテーマにしても良いです✨ 

 

2️⃣エスキース 

 

ドローイングから描いてみたいなと思うものが見つかったら、
本制作のイメージを固めるためにエスキースを作ります。 

 

エスキースとは設計図のようなもので、意味的には下絵、素描、素案というものになりますが、
今回私のイメージでは
設計図としてお伝えします。 

 

エスキースでは、ドローイングから引っ張ってきた題材を
本制作のキャンバスに落とし込むために、四角い枠を描きながら 

 

構図
構成
明暗
主題の見せ方 

 

などを考えていきます

同じ絵の中でも、10パターン以上
明暗を考えたり構図を変えてみたりとにかくベストなかっこいい絵はどのエスキースかを検討します。 

 

3️⃣描き出し 

 

エスキースが決まったら、
キャンバスでの制作に入ります。

描き方は本当に人それぞれではありますが、ベーシックなものを紹介すると、

絵の具を揮発油(テレピン、ペトロール)で溶いたものを筆に含ませて下描きをしていったり、

鉛筆や木炭などで下描きをすることも出来ます🙆‍♀️ 

 

その場合、上に油絵具を載せようとした時
特に薄塗りで載せる場合は鉛筆や木炭の粉が飛んだり混ざってしまったりします。 

 

そうならない為に、油絵具に入る前に鉛筆や木炭で描いた画面に
フィキサチーフなどの定着材を使うと良いです! 

4️⃣中盤 

  

 

ここでも一般的なセオリーでご紹介すると、 

 

最初のかきだしは揮発油が多めの薄塗りで進めていきますが、
段々制作の段階が進むにつれて
揮発油から乾性油へと割合を調整しながらシフトチェンジしていきます。 

 

そして中盤は載せる絵の具の量も薄いものから段々と分厚いものになっていくイメージです。 

 

乾性油の画面の上に揮発性油の絵の具を載せてしまうと、絵の具のノリも悪く、またひび割れや変色の恐れがあるため、
揮発油▶乾性油の順に使って行きましょう🙌  

 

描きたい絵のイメージにもよりますが、
薄くのせたり油をあまり混ぜずに分厚いタッチで乗せたり、
描いているモチーフや表現に合わせて描きこんでいきます。 

 

油絵具は乾燥が遅いため、
それを利用した描き方ができます。 

  

描いて検討して、布で拭ったりナイフで削り落としたり、

ぼかしたり溶かしたり!

 

 

描いて消して動かせるのが油絵の利点です。

 

 

5️⃣詰め

ある程度描き込みが進んできたら、

乾燥を待った上にハイライトを載せてみたりグレーズという技法を使ったりすると、

いい感じになっていきます(雑いッ🤣)

 

 

グレーズは、透明色を乾性油で溶いたものをおつゆがけするように塗っていくと、

奥行きや透明感、深みのある発色になっていきます。 

 

とことん細かいところまで描写をしてみたり、

少し絵から離れて確認して、絵の全体を見直して色調を整えたり、

 

 

これも完成の仕方や取り組み方は人それぞれですが、 

自分にとっての『完成』とはどんな状態であるかを模索して、そこに着地させるように手を動かします。 

 

私の場合は、細かい描写は程よくで、それよりも勢いがあることや、パッと見た時にスッと心に入ってくる心地いい構成になっているかを大切にしたいので、

 

 

あえて描き込み過ぎて絵が沈んでしまった場合は、

拭ったり、消したりつぶしたりして、荒削りでも勢いが残る状態で留めるようにしています。 

 

最後の詰めは、自分にとっての正解をたくさん検討して選ぶ覚悟が必要かも知れません…🏋️‍♂️

 

 

 

今日はこの辺で💫

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

今日はクリスマスだ!  

 

今日も明日もいい日にしましょ💭

 

メリークリスマス〜!🎅🎄

2件のコメント

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